先日のテレビ番組で、野生の雌ライオンの首に「たてがみ」が生えている映像が紹介され、
私も初めて見たので、とても驚きました。
ボツワナのオカバンゴデルタで目撃された雌は、近親交配が原因と考えられているようです。
下写真は、アメリカのオクラホマシティ動物園にいる高齢(18歳)の雌で、首に「たてがみ」
が生えています。
他にも南アフリカの動物園に、たてがみが生えている雌がいるそうです。
雌ライオンにたてがみが生える原因は分かっていませんが、遺伝子の突然変異やホルモンの
異常などが考えられています。
そもそも、ライオンの黒くて長いたてがみは雄の強さの象徴であり、男性ホルモンの一つで
あるテストステロン※が関係していることから、そのような雄は雌にモテるそうです。
雌にとっても、強い雄の遺伝子は魅力的なものですから。
※テストステロン:雄だけではなく雌でも卵巣や副腎から雄の5~10%ほどが分泌されています。
ところで我々人間でも(概ね70歳を過ぎた方でしょうか)、パンチパーマをかけたオバサン
なのかオジサンなのか分からないような人を、街で見かけることがあります。
こちらは、突然変異ではないと思うのですが~。