11月24日、京都市動物園のニシローランドゴリラ(ゲンキ39歳)が3回目の出産(下写真)を
したという、嬉しいニュースがありました。
ゴリラの子どもは、生後半年くらいから安定して歩けるようになり、3~4歳で離乳します。
まだまだ先の話ですが、元気に育つことを願うばかりです。
父親は、上野動物園生まれのモモタロウ(下写真:25歳)です。
ゲンキとモモタロウ、モモタロウの母親のモモコとの関係については、2015.9.3付「動物を
飼育する」ということ~そのⅡでも詳しく触れていますので、興味のある方は、ご参照下さい。
またゴリラの交尾は、私たち人間とは違ってオスとメスとの信頼関係の延長線上にしかない
ものですから、チンパンジーの乱婚型でも、オランウータンの強姦型でもありません。
ゴリラは現在、ヒガシゴリラ(2亜種)とニシゴリラ(2亜種)に分類され、ニシゴリラには、
ニシローランドゴリラとクロスリバーゴリラがいます。
なお、日本の動物園にいるゴリラはすべて、ニシローランドゴリラと言われています。
ニシローランドゴリラはアフリカ中西部の熱帯雨林に生息し、果実のほか、タケノコやセロリ
などの繊維質の多い植物を主食にするため、太くて長い消化管を持っています。
特に大腸は巨大な発酵室となり、微生物の力で堅い繊維質を分解し、効率的にアミノ酸を吸収
しているのです。
ゴリラのおなかが大きいのは、そのためです(下写真)
以前は完全な採食主義者と考えられていたゴリラですが、、鉄分や灰分の多い特定のシロアリ
を選んで食べる様子も観察されています。
ゴリラは絶滅危惧種に指定されていますが、紛争や鉱物資源採掘などによる生息地の破壊や
エボラ出血熱などの感染症、食肉目的の密猟が後を絶ちません。
ゴリラの未来は、私たち人間に掛かっているのです。
ゴリラが動物園でしか見られないなんて、悲し過ぎます。



