西郷どん

昨年のNHK大河ドラマは、明治維新150周年ということもあり、西郷どんでした。

西郷は明治10年9月24日、政府軍の総攻撃を受け、岩崎谷で最期を迎えました。

 

 

 

 

 

介錯された西郷の首が発見されたのは、死後数日が経ってからと言われていますので、死亡

当日に正式な確認はできていないことになります。

(そこから「ロシアで生きている」というような様々な生存説が生まれてくるわけですが)

そこで、政府軍が確認の決め手としたのが、西郷の下半身です。

 

西郷は奄美大島沖永良部島に流刑されましたが、当時はフィラリア症が流行しており、その

後遺症として、西郷の陰のう(精巣を包む袋)はカボチャやスイカくらいあったと言われて

いますから、なかなかのものです。

また足は、象皮症になっていました。

 

 

 

 

 

陰のう水腫も象皮症も、バンクロフト糸状虫の幼虫であるミクロフィラリアによってリンパ管

やリンパ節の組織が壊れることで発症します。

 

 

 

 

 

葛飾北斎の絵にも描かれていますから、南九州・沖縄だけの風土病ではなく、江戸の町にも

多くの感染者がいたことになります。

それにしても二人がかりで運ぶとは、何と巨大な!


 

 

 

 

フィラリア症といえば、現在ではのフィラリア(犬糸状虫症)が有名です。

以前は手術で成虫を取り出したり、薬で幼虫や成虫を殺す方法などもありましたが、

現在では予防薬を飲ませることで、100%防げる病気になりました。

の媒介による感染ですから、蚊の発生する期間に月1回の投薬が必要になります。

 

成虫は白いそうめんのような姿で、犬の心臓肺動脈に寄生します。


 

 

 

 

感染力を持った幼虫(ミクロフィラリア)が犬の体内に入ると、数年後、様々な症状が出てきて、

最終的には衰弱死します。

 

 

 

 

 

犬糸状虫は犬及び犬科・ネコ科の野生動物の寄生虫として有名ですが、飼い猫にも感染が見ら

れます。

他にもレッサーパンダやアシカ・アザラシ・馬・ツキノワグマなどにも感染例があり、への

感染例もあります。

 

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