寒立馬(かんだちめ)

寒立(かんだち)とは、厳冬期にカモシカ(下写真)が絶壁や高い岩の上で長期間立ち尽く

す様子を表す言葉で、マタギの間で使われていました。

 

 

 

 

 

青森県下北郡東通村尻屋崎に放牧されている馬(寒立馬)は、この寒立に由来しています。

 

 

 

 

 

寒立馬は南部馬を祖先とし、寒さや粗食に強く、小柄でずんぐりとした体型、あごの下の

毛が長いなどの特徴を持っています。

また明治以降は、外来種との交配によって大きな体を持つように改良されました。

 

地元では野放馬(のばなしうま)と呼ばれていたそうですが、昭和45年に寒立馬という

愛称が付けられたとのこと。

当時、尻屋崎小学校の校長だった岩佐勉さんが野放馬を見て感激し、次のような短歌を

詠んだことが、きっかけとなりました。

 

 

 

 

 

「東雲に 勇みいななく 寒立馬 筑紫ケ原の 嵐ものかは」

 

現在20頭ほどが放牧(下図)されていますが、尻屋崎は冬期間(11月~4月)に閉鎖され、

その間馬たちは、アタカと呼ばれる場所へ移動します。

 

 

 

 

 

午年の身として、一度は見てみたいと思っています。

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