ある国の連立政権を組む政党代表が、連立相手の裏金や政治改革への消極的な取り組み
などについて、「同じ穴のムジナ」とは思われたくないという本音を吐露しました。
同じ穴のムジナとは、悪事をもくろむ者に対して使われることわざで、一見しただけ
では違うように見えても、実は同じであることを表し、主に人に対して使われます。
ムジナは漢字では「貉」と書き、地域や時代によってはハクビシン(下写真)や
タヌキの呼び名にもなっていますが、実際はアナグマの別名というのが一般的な
考え方です。
アナグマ(下写真)は体重10kgほどで、日本では北海道を除く本州・四国・九州の
里山(森林域)の土中に、トンネル状の巣穴を掘って生活しています。
ミミズや昆虫・小動物・果実などを食べるほか、トウモロコシやスイカ(下写真)・
イチゴなどの農作物にもシカやイノシシほどではありませんが、深刻な影響をを
及ぼしています。
ところでアナグマの肉は美味(個体によっては臭みあり)で、欧米ではジビエの王様
と呼ばれているとか。
クセのない柔らかい肉で、脂はとろけるそうですから、すき焼きやしゃぶしゃぶが
お勧めのようですが、私自身は特に食べたいとは思いません。