バレンタインデー

今月14日はバレンタインデー(聖バレンタインの日)で、世界各地で

恋人や夫婦が、お互いの気持ちを確かめ合う日としてお祝いされます。

 

 

 

 

 

「女性から男性へチョコレートを贈る」という風習は、日本独自の文化

のようで、欧米では恋人・友人・家族などがお互いにプレゼントを贈り、

感謝の気持ちとを伝えるというのが一般的です。

ですからバレンタインカードや花束がメインになります。

 

 

 

 

 

アメリカでは、男性から女性へ贈り物をするのが一般的だそうです。

 

ところで動物たちの世界でも、オスがメスにプレゼントをする行為が

確認されており、「婚姻贈呈」や「求愛給餌」と呼ばれています。

婚姻贈呈は昆虫などで見られ、例えばガガンボ(下写真)では、メス

がオスからプレゼントされた食べ物を食べている間に、オスはメスと

交尾します。

 

 

 

 

 

鳥では、求愛給餌がカワセミ(下写真)やコアジサシ、モズなどで見

られます。

 

 

 

 

 

セッカ(下写真)という鳥がいます。

 

 

 

 

 

セッカのオスは、食べ物ではなく自分の作ったをメス見せて、求愛

します。

セッカのメスは、オスの作った巣の良し悪しでプロポーズを受け入れる

か決めるのです。

 

 

 

 

 

メスは一生の間に残せる子供の数が限られているため、出来るだけ良い

オスを選ばなければなりません。

狩りの能力や巣作りの上手なオスは、メスにとっても魅力的です。

 

哺乳類では、婚姻贈呈や求愛給餌に近いものをするのは人間だけと考え

られていましたが、5年ほど前、オーストラリアの海洋学者がイルカの

奇妙な行動を確認したそうです。

オスのイルカがメスに対して、「海綿」(下写真)を投げていたという

ものです。

 

 

 

 

 

海綿は熱帯の海を中心に世界中の海の生息する固着性の動物で、5億年

前から存在する最も原始的な多細胞生物です。

ウミガメもエサにするそうですから、イルカが食べてもおかしくはない

と思いますが、真相はどうなのでしょうか。

 

 

 

 

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