先月、横浜市のズーラシアと千葉市動物公園に行ってきました。
ズーラシアは2回目で、千葉市動物公園は初めてでした。
ズーラシアでは、テングザル(下左写真)やキリンの仲間のオカピ(下右写真)などを
久しぶりに見てきました。
また、中国の三大珍獣の一つでもあるゴールデンターキン(下写真)は初めて見まし
たが、やはり迫力がありました。
他にもキノボリカンガルーやリカオン(下写真)なども見たかったのですが、一人で
はなかったので、今回はパスしました。
園内は広く綺麗で、多くの動物たちが(限られた環境の中であっても)幸せそうに
見えました(スタッフのレベルも高いのでしょう)
何度でも行きたくなる動物園です。
千葉市動物公園では、チーターの子どもを見たかったのですが、残念ながら当日の
展示は中止になっていました。
展示場も広く、運が良ければ走る姿が見られるかも知れません。
何しろ、地上で最も速く走る動物ですから。
千葉市動物公園は、日本でゴリラを見ることができる数少ない動物園の一つです。
(現在ゴリラを見れるのは6園)
オスのモンタ(下左写真)とメスのローラ(下右写真)ですが、2頭とも室内の展示
場で朝ごはんを食べていました。
室内のローラと目が合った時の、ローラの悲しげな表情が忘れられません。
群れを作る動物はたくさんいますが、そんな動物たちが一人ぼっちで飼われていること
も、よくあります。
たとえばメスゾウが1頭の場合、繁殖の可能性があるなら他の園館に貸し出してでもと
現場は考えます。
ところが日本の場合、役所の上層部(場合によっては園長ら)は動物園の人気者だか
ら、ゾウを目当てに来る人もいるから、市民の財産だからともっともらしい理由を
つけては反対し、結局はそのまま飼い殺しになります。
彼らの辞書には「動物のしあわせ・生きた教材」という言葉はないようです。
もちろん、ゾウを移動させる頻度が高くなるほどゾウのストレスは高まり、逆に繁殖
に支障をきたすこともありますから、信頼できる飼育員のケアは欠かせませんが。
ゴリラでは、千葉市に所有権のあるメスのモモコが上野動物園に、モモコのオスの
子ども(モモタロウ)が京都市動物園に貸し出されていますから、千葉市民は自分
たちの財産であるモモコやモモタロウを見ることができません。
その代わりとして、取り合えずオスのモンタとメスのローラが千葉市にいるのです。
ちなみにモモコ(下写真:38歳)は現在妊娠中ですから、来月あたりは出産(5度目)
の予定です。