2月20日、冬季オリンピック北京大会が閉会しました。
日本選手団は、冬季オリンピックでは過去最多となる18個のメダルを獲得しましたが、
ジャンプの高梨選手・スピードスケートの小平選手など、メダルが期待されながらも残念
な結果になった選手もいました。
それでも、金メダル以上に「大事なもの」があることを教えてくれた大会でもありました。
もちろん、フィギュアスケートの羽生選手も忘れてはなりません。
本当に、みんな良く頑張りました(拍手)
さて今回のオリンピックでは、ROCのワリエワ選手のドーピング問題が大きく取り上げら
れました。
オリンピックの代表選手は、年齢に関係なく「禁止薬物が検出されれば出場できない」と
するのが当然だと思いますが、メダルを取ることで生活が保障されたり、政治家としての
第2の人生が送れるような国では、命を削ってでも、どんなインチキをしてもいいから、
メダルを取ることが人生で最も価値のあることだと教えられるのでしょうか。
ところで、ドーピング検査を受けるのは人だけではありません。
アメリカで、人気の娯楽として流行したドッグレースのイヌたち(グレイハウンドなど)
も、ドーピング検査の対象になっています。
ドッグレースは現在、レースの過酷さ・イヌたちのケガや足の障害・走れなくなったイヌ
の殺処分などの問題が指摘され、多くの州で禁止となっているようです。
他にも競走馬や馬術競技の馬、ディスクドッグや犬ぞりレースのイヌなども、検査対象に
なっています。
そもそも、人によって初めてドーピング検査が行われた競技は、古代ローマの二輪馬車の
競争で、競争に勝つために馬に液体が与えられたという記録が残っているそうです。
競争と言えば、不朽の名作「ベン.ハー」を思い出します。
液体は、水にハチミツやえん麦を混ぜて発酵アルコールさせたもの?とか。
また騎手が、興奮作用のあるハーブの抽出液を口にしたという記録も残っているそうです。