千葉県の発表によると、市川市にある宮内庁新浜鴨場で飼育するアイガモから、高病原性
鳥インフルエンザウイルスが検出されたことから、飼育するアイガモやアヒルなど約330羽
が殺処分されました。
鴨場では、主に海外の要人を招待して皇族方による「外交団鴨場接待」が行われており、
鴨場に飛来した野生のカモをアヒルやアイガモに誘導させ、網で捕獲する伝統的な狩猟
を披露する施設となっています。
捕獲したカモは逃がされ、代わりに用意されたアイガモ肉が招待客に振舞われます。
新浜鴨場と言えば、当時の皇太子殿下(現天皇陛下)が小和田雅子さん(現皇后陛下)に
プロポーズした場所でもありますので、ご存知の方も多いかと思います。
今年もまた、鳥インフルエンザウイルスの感染が続いています。
鳥インフルエンザウイルスは、冬鳥であるカモの腸内に共存していますので、この時期は
日本のみならず、世界各地で発生することになります。