オオサンショウウオ

9月9日は京都水族館が制定した「オオサンショウウオの日」で、2018年(平成30年)に一般

社団法人日本記念日協会により認定・登録されました。

 

 

 

 

 

9月はオオサンショウウオが繁殖期に入り、行動も活発になる時期であること、その姿が数字

の9に似ていることから、9月9日になったようです。

 

 

 

 

 

オオサンショウウオは、3,000万年前の化石とほとんど姿が変わらないことから「生きた化石

とも呼ばれる世界最大級の両生類で、他にはアメリカオオサンショウウオとチュウゴクオオ

サンショウウオの2種がいるだけです。

 

オオサンショウウオは、日本の固有種でもあることから国の特別天然記念物にもなっており、

本州や九州の一部に生息しています。

生息の北限は岐阜県、南限は大分県と言われていますが、生態にはまだ多くのがあります。

メスは1回に500個ほど産卵し、卵は40~50日でふ化します。

幼生は水中昆虫を、生体は魚やサワガニ、カエルなどを食べ、口の前で動くものは何でも食べ

ようとします。

 

 

 

 

 

広島市の安佐動物公園では、オオサンショウウオの飼育・研究にも取り組み、飼育下での繁殖

にも成功しています。

 

 

 

 

 

近年、食用に移入されたチュウゴクオオサンショウウオ(下写真)との交雑化が進んでおり

オオサンショウウオの遺伝子汚染が進んでいるそうです。

雑種を作るのは、いつも人間ですよね(腹立たしい)

※チュウゴクオオサンショウウオも絶滅危惧種ですから、勝手に処分はできません。


 

 

 

 

サンショウウオの名前の由来については諸説あるようですが、肉をさばいた時に山椒のような

香りがすることを、美食家としても有名な北大路魯山人も言っています。

 

 

 

 

 

 

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