8月3日は語呂合わせから、「蜂蜜の日」になっています。
1985年(昭和 60年)、日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合が制定しました。
蜂蜜は日本でも、平安時代に宮中への献上品に使われるほど、貴重品だったようです。
人と蜂蜜の関係は古く、スペインで発見された紀元前6,000年頃の洞窟壁画に、ハチの巣から
蜂蜜を採取する風景が描かれているそうです。
また、養蜂業が誕生した古代エジプトではミイラの防腐剤として、ヨーロッパでは民間薬と
して古くから利用されていました。
蜂蜜は、正しく保存されれば永遠に腐らないとも言われ、3,300年前の古代エジプトの墓から
蜂蜜のビンが見つかっているそうです。
蜂蜜はビタミン、ミネラルが豊富で糖度が高く、殺菌・抗菌作用や疲労回復、整腸作用など
もあります。
1953年(昭和 28年)、ニュージーランド人のヒラリーは、人類で初めてエベレスト登頂に
成功しました。
養蜂家でもあったヒラリーは、マヌカ蜂蜜で栄養補給をしていたとも言われています。
さて、多くの薬効を持つ蜂蜜ですが、1歳未満の赤ちゃんや乳児には、蜂蜜を与えてはいけま
せん。
蜂蜜にはボツリヌス菌が含まれていることがあり、乳児ボツリヌス症※を発症する恐れがある
からです。
※乳児ボツリヌス症:便秘や全身の筋力低下・脱力などで、稀に死亡することもあります。