アメリカのT大統領は、来年11月の大統領選挙再選を目指しているそうですが、歴代大統領
の中で、その言動がこれほどまでに世界中のリスクになるような人がいたでしょうか。
そもそも、地球温暖化など人類にとって最優先課題であるべき環境問題に全く関心がない
のは、どこの国の元首であれリーダー失格ですが。
自分にとって、都合の悪いニュースはフェイクニュースと切り捨て、子や孫の未来よりも
目先の利益を優先し、女性蔑視発言や人種差別発言も続いているわけですから、とても良識
ある人とは思えません。
一番の同盟国であるはずの駐米イギリス大使も、酷評するわけです。
いくら安全保障上の負い目があるとはいえ、令和最初の国賓ですか~。
おまけに、貴重な時間を費やしてまでゴルフに大相撲・炉端焼きまで。
同じ同盟国であっても、ドイツのM首相ならそんなことはしないでしょうし、誰であっても
言うべきことはちゃんと言うはずです。
世界のリーダーの一人に選ばれる人は違いますね~。
南米でも、ブラジルやエクアドルの大統領がアマゾン川流域を開発し、油田や水力発電所
などを計画しているそうですから、話になりません。
地球温暖化対策を考える時、アマゾン川流域の熱帯雨林が果たしている(果たしてきた)
役割を知らないのでしょうか。それとも、あえて知らないふりをしている?
アマゾンの熱帯雨林は、地球上の三分の一の酸素を供給している「地球の肺」とも呼ばれ
ている大切な場所です。
肺をなくしたら、人は生きていけません。
また毎年のように、北海道の70~80%に相当する熱帯林が消失しているそうですから、
世界のリーダー?たちには、もっと環境問題に関心を持って欲しいものです。
モアイ像で有名なイースター島も、最終的には森を破壊したことで雨が降らなくなり農業が
衰退、そのことが部族間の抗争に発展、さらには外部からの疫病などもあり、高度な文明が
一気に滅んだと考えられています。
アマゾン川も、100年後には干上がるという話さえあります。
そうなればアマゾンカワイルカもオオカワウソも、この世から姿を消すことでしょう。
本当に、それでいいのでしょうか。
真のリーダーとは、子や孫たちの未来に責任を持てる人でなければなりません。
世界中の川や海、山、熱帯雨林はじめ、希少な野生動物たちも一国のものではなく人類共有の
宝物だと思うのですが、青臭い考えなのでしょうか。
近隣諸国を見渡しても、一度手にした権力にしがみ付こうとする絶対権力者の多いこと。
辞めて欲しい人、変わって欲しい人ほど、その座に居座り続けるのは古今東西、どこの国でも
同じなようです。
「命もいらず 名もいらず 官位も金もいらぬ人は 始末に困るもの也」
このような始末に困る人でなければ、国家のために大業を成し遂げることができないと説いた
西郷。
西郷どんも、草葉の陰で泣いていることでしょう。