ノーベル生理学・医学賞 そのⅡ

今年のノーベル生理学・医学賞受賞者の一人は、京都大学の本庶佑(ホンジョ.タスク)特別教授

でした。

これで、日本人のノーベル生理学・医学賞受賞者は5人目になります。

 

 

 

 

 

授賞理由は「免疫反応のブレーキを解除することによるがん治療法の発見」

 

発見はその後、治療薬「オプジーボ」として実用化され、2014年に皮膚がん(悪性黒色腫)

の治療薬として、日本で承認されました。

現在では60カ国以上で承認されています。

 

 

 

 

 

一方で、課題もあります。治療費(値段)の高さです。

先進国の裕福なお金持ちだけの治療法ではなく、希望すれば誰でも受けられる治療法として

普及することを切に願います。

 

またオプジーボは、すべてのがん患者に効果があるわけではありません。

効く人には効果が長続きしやすいという特徴がある半面、従来の抗がん剤にはあまり見られ

ない重症筋無力症や劇症1型糖尿病などの副作用の問題です。

 

現在、肺や腎臓、胃などのがんへ、治療対象を広げているそうです。

 

さて先生は、時代を変える研究には「6つのC」が必要だと述べられています。

1  Curiosity  (好奇心)

2  Courage  (勇気)

3  Challenge  (挑戦)

4  Confidence  (確信)

5  Concentration  (集中)

6  Continuation  (継続)

 

いずれの言葉も、人が人として生きてきたあらゆる時代に必要だったものに違いありません。

 

ところで、日本における自然科学分野でのノーベル賞受賞者を見ると、京都大学出身者が一番

多いことが分かります。

なぜ、京都大学なのでしょうか。

 

そのことについて、ある主婦が独自の見解を述べていました。

その主婦はニュースになったこと・何か疑問に思ったことがあると、三つの大学に手紙

出して、質問をしていたそうです。

東京大学(左)京都大学(中)九州大学(右)の三校です。

 

 

 

 

 

結果は、

東京大学:そのことについては「専門家」に任せなさいという趣旨の返事あり

京都大学:興味があれば「こんな本もありますよ」と紹介までしてくれる内容の返事あり

九州大学:返事なし

 

京都大学出身者の受賞が多い理由が分かるような?、エピソードの1つです。

 

 

 

 

 

 

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