今年も有名人はじめ、多くの方々が亡くなりました。
人の幸せは命の長さではないと分かっていても、やはり残された家族にとっては、もっと
もっと生きてほしかったはずです。
仏式では亡くなった年が一回忌になるので、翌年の一周忌(二回忌)と次の三回忌が続けて
来ることになります。
さらに人では、七回忌、十三回忌、十七回忌と続いていきます。
動物たちはどうでしょう。
2001年に亡くなったゴリラのキングは、今年十七回忌でした。
私は3回の異動で、計14年3カ月動物公園に勤務しましたが、今でも最も悲しい出来事の一つ
です。
他にもウンピョウ(ピンピン・チャンチャン)やシロサイ(チョウスケ)、
シシオザル、クマタカなどなど、忘れられ
ない別涙(わかれ)が幾つもあり、いずれ
の動物たちにも、最も大切な子孫を残す
手助けをしてあげられませんでした。
残念というより、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
さて、絵本については以前、「カンガルーのなみだ」を自費出版しています。
実は当時、絵本を自費出版するテーマとして、カンガルーの話にするかキング(ゴリラ)の
話にするか迷っていました。
正直なところ、キングの話を最初に絵本にしたかったのですが、どのような出来上がりになる
かが心配で、数十万円もかけて、気に入らない作品になったらどうしようと考えていました。
このたび、鹿児島県在住のイラストレーター(町さん)にお願いして、キングの絵本をPDF
で公開できることになりました。
当初は、今年中の公開を予定していましたが、来年1月の公開に向けて、現在準備中です。