2が三つ続いてニャン・ニャン・ニャンだからとか。
「ネコの日」は世界各地にあり、ちなみに「世界ネコの日」は8月8日
だそうです。
そもそも人類は、いつ頃からネコを飼うようになったのでしょう。
文献によれば、今から5,000年前の古代エジプト時代に、野生のリビア
ヤマネコが穀物倉庫に住み着いたのが、家畜化の始まりと考えられて
います。
ところで、熱いものが食べられない人のことを「ネコ舌」と言いますが、人間以外の動物は
基本的に、ネコ舌です。
人間だけが訓練によって、熱いものでも食べられるようになりました。
そもそも動物たちは、人間のように火を使って調理することもなく、体温以上に熱い食べ物は
自然界にはありませんから。
ネコを飼われている方々にとって、避けて通れない病気が「慢性腎臓病」です。
ネコの寿命は「腎臓で決まる」と言っても過言ではありません。
飼いネコの祖先は、先ほど述べたように砂漠に住むリビアヤマネコです。
当然、水は豊富ではありませんから、体内の水分を無駄にしないよう、腎臓では濃縮した尿が
作られます。
日々の濃縮作業が少しずつ腎臓に負担をかけ、最終的に腎不全になると考えられています。
治療できる病気ではないので、現在では、病気の進行を抑える専用フードなどもあります。
さて皆さんは、日本に2種類のヤマネコが生息しているのを知っていますか。
長崎県の対馬に生息するツシマヤマネコ(左側)と、沖縄県の西表島に生息する
イリオモテヤマネコ(右側)です。
以前から西表島には、ノネコとは違うネコ(方言でヤママヤー又はヤマピカリャー)が
いるという噂がありました。
1965年に発見された頭骨の標本などから、当時は新属新種のヤマネコではないかと、世界中
を驚かせましたが、現在ではDNA解析の結果などから、ベンガルヤマネコの亜種の一つと
考えられています。
さらに興味深いことに、西表島には飼いネコの2倍くらいの大きさのネコもいるという噂も
あり、興味が尽きません。
一説には、ウンピョウ(雲豹)ではないかと。