佐渡の日

佐渡観光協会は1998年(平成10年)、語呂合わせから3月10日を「佐渡の日」に

制定しました。

 

 

 

 

 

佐渡と言えば、やはりトキ(下写真)が有名です。

 

 

 

 

 

トキは学名をNipponia Nippon(ニッポニアニッポン)と言い、日本を中心と

した東アジア全域に生息していました。

日本でも江戸時代までは全国で見られる普通の鳥でしたが、明治以降、羽毛が

上着の保温材(ダウン)のほか、弓の矢羽や毛針(下右写真)、装飾品の材料

として海外からの需要もあり、大量に乱獲され輸出されていました。

 

 

 

 

 

または(味は良くないそうですが)、冷え症や産後の女性の滋養強壮にもなる

として、利用されていたようです。

 

その後、森林伐採や湿地の農地化、農薬の使用などによる生息環境の悪化

よって、ただでさえ数を減らしていたトキは、激減することになります。

1952年に国の特別天然記念物に、1960年には国際保護鳥に、1967年には佐渡に

トキ保護センター(下写真)が開設され、保護活動の強化や中国産トキを借り

受け日本産トキとの繁殖にも取り組みました。

しかし2003年、最後の1羽となったメスのキンが死亡したため、日本産のトキは

絶滅してしまいました。

 

 

 

 

 

そこで、中国から譲り受けていたペアの人工繁殖に取り組むことになり、順調に

ヒナが誕生していったのです。

その後は自然繁殖したトキの試験放鳥なども行いながら、2020年3月には400

にまで数を増やしています。

 

 

 

 

 

トキで有名な佐渡ですが、昔は流刑地としても有名でした。

 

 

 

 

 

当時は、身分が高い人ほど(見せしめのように)遠くの流刑地に送られました。

能楽を大成させた世阿弥ですが、観世流の跡継ぎ問題で将軍に謀反を起こした

重罪人として、71歳で室町幕府の6代将軍(足利義教)によって佐渡に流され

ました。

 

 

 

 

 

佐渡には現在、30以上の能舞台が残っており、「能の里」としても有名です。

 

 

 

 

 

鎌倉時代、幕府を批判した罪で佐渡に流された日蓮は、3年程で都に戻ったと

言います。

 

 

 

 

 

一方世阿弥は、一休和尚の尽力によって配流が解かれたとも言われていますが、

不明な点が多いのも事実です。

初心 忘る べからず」は世阿弥の有名なことばです。

 

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