ラムサール条約

ラムサール条約とは、1971年2月2日にイラン北部の都市ラムサールで開催された国際会議

で採択された「湿地の保存」に関する国際条約で、特に水鳥の生息地として国際的に重要

な湿地などが登録されています。

日本では北海道の釧路湿原など50か所ほどが、世界では約2,300か所(2018年10月現在

が登録されています。

 

 

 

 

 

条約の基盤となる考え方は、湿地の「保全・再生」「ワイズユース(賢明な利用)」これら

を促進するための「交流・学習」の三つです。

また湿地の保全は、水鳥だけでなく人にとっても重要な生態系であり、賢明な利用によって

得られる恵みを持続的に活用することもできます。

 

さて環境省は、鹿児島県出水市のツル渡来地について、来月11月のラムサール条約の登録を

目指し、外務省を通じてスイスにある条約事務局に登録申請をすることを発表しました。

条約の登録条件の中には、「定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地」という項目があるこ

とから、その条件を満たしているとの判断からだとか。

 

 

 

 

 

出水平野は世界有数のツル渡来地ですから、もっと早くても良かったのではと思います。

 

出水市では毎年、高尾野中や荘中の「ツルクラブ」の生徒さんが中心となり、出水平野に

飛来するツルの羽数調査を行っており、生徒たちは夜明け前に集まり、(ねぐら)から

飛び立つツルの種類と数をカウントします。

 

 

 

 

 

今月下旬には、またツルの第一陣が渡ってくるはずです。

 

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