今年は「戌年」です。

2018年は戌年です。

私たちの身の回りには、チワワ(右写真)などの小型愛頑犬、

シェパードなどの作業犬、ビーグルなどの狩猟犬、ボーダーコリー

(右下写真)などの牧羊犬などなど、実に多くの犬たちが暮らして

います。

 

他にも、番犬として多くの犬たちが飼われて

います。

 

犬の祖先については諸説ありますが、オオカミであることは間違いなさそうです。

それも1種類のオオカミではなく、東アジアやユーラシア大陸のオオカミなどが混ざり合って、

祖先の形が出来上がったと考えられています。

 

人間社会の複雑な生活様式には、オオカミの社会性共通する

部分もあったことから、他の動物よりも飼いならすことが可能

になりました。

 

さて、昔と違って現在では、犬たちも人間同様長生きできるようになりました

ワクチンの定期接種やフィラリア症の予防のほか、ドッグフードの改良や薬剤・診断技術の

向上などによって、犬たちの健康寿命も長くなりました。

 

フィラリア症:犬(稀に猫)の寄生虫症の一つで、蚊が媒介します(成虫は心臓に寄生)

 

その一方で、歯周病や心臓病・がん・白内障・認知症など、人間と共通の疾患も増えて

います。

 

歯周病:歯垢中の細菌によって発症し、心臓内膜炎・腎臓疾患・肝臓病など、万病の元

    になります。

 

心臓病:高齢になると程度の差こそあれ、ほとんどの犬が心臓病になります。

    根治は難しく、進行を遅らせる治療しかありません。

    心臓病の犬は塩分を控える必要があるため、人間用に味付けした食べ物は与え

    ないようにしましょう。

 

がん:乳腺腫瘍が全体の50%、肥満細胞腫が全体の25%、リンパ種が全体の10%など

   になります。

   抗がん剤も選択肢の一つで、人間ほど強い副作用は出ないそうです。

 

白内障:犬は他の動物よりも発症が多く、老齢性・糖尿病性・外傷性・内分泌性などが

    あり、水晶体の一部又は全部が白く濁ります。

    進行すると視力障害が認められます。

 

認知症:15歳以上の日本犬(特に柴犬)に多く見られます。

    柴犬では7~8歳の頃から、認知症に対する食事療法を始めることが理想的と

    されています。

 

 

 

 

 

 

 

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