歯と口の健康週間

6月4日からの1週間は「歯と口の健康週間」でした。150507-724x1024

虫歯は「文明病」とも言われ、16世紀以降、砂糖が大量に生産

されるようになってから、爆発的に増えました。

日本では、成人の80%が歯周病に罹っているというデータも

あるようです。

大切な歯を守るため定期的なケアを行い、早期発見・早期治療に努めましょう。

特に女性は、ホルモンの関係で男性よりも歯周病の割合が多いそうです。

最近の研究では、歯周病がアルツハイマー型認知症・脳梗塞・糖尿病・肺炎など、

多くの病気の発生要因の一つとして、注目されています。

 

東京オリンピックを控え、受動喫煙防止に関する議論が盛んにpost_15532_smoke

行われていますが、喫煙者の歯周病罹患率は、非喫煙者の3~8倍

多いとも言われています。

 

 

さて、生まれたばかりの赤ちゃん口には虫歯菌はいません。

でも、コップや箸など食器を共有することで母親や父親など、身近な大人から

虫歯菌は赤ちゃんにうつります。

親はもちろん、身近な大人は率先して、虫歯の治療をしましょう。

4歳までに虫歯菌(ミュータンス菌)の感染を防ぐことができれば、子どもの虫歯は

かなり減らすことができるようです。

 

赤ちゃんの歯磨きについては、上あごの前歯が4本生え揃う頃からkids07

歯ブラシを使い始めることを、日本小児歯科学会が推奨しています。

 

 

 

ところで、歯のトラブルに悩まされているのは、人間だけではありません。

イヌやネコにとっても、歯周病予防は欠かせません。

 

 

3歳以上のイヌ・ネコの80%は、歯周病に侵されているという話もp43

あります。

また人間同様、歯周病と心臓病や肝臓・腎臓疾患など、全身性の疾患

との関係も明らかになっています。

 

いきなりブラッシングもできませんので、小さいころから歯みがき習慣をつける

ことが大切です。

最近はスプレー式の歯磨きなどもありますが、健康で長生きしてもらうには、

動物病院などで定期的に歯石・歯垢の除去をすることが大切です。

 

大昔(6,500万年前)に絶滅した恐竜の歯の化石からも、虫歯が見つかっています。

ただ野生動物には、人間のような発生メカニズムによる虫歯はありません。

 

 

 

 

 

 

 

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