狂犬病ワクチン

愛犬家の皆さん、狂犬病ワクチンの時期になりました。

もうワクチンは、お済みでしょうか。

日本には狂犬病予防法という法律があり、年1回の予防注射が義務付けilm21_ba03019-s

られています。

 

 

そのため厚労省は、毎年4月~6月を予防注射期間として、ワクチンの

接種を呼びかけていますa0124629_1746155

 

 

 

ところで狂犬病は、数ある人間の伝染病(感染症)の中でも、最も

恐ろしい病気の一つとされています。

なぜなら、ワクチンを接種していない人が感染すると、ほぼ100%の致死率

だからです。

数年前、アフリカで流行したエボラ出血熱でさえ、致死率は50~80%です。

 

狂犬病ワクチンは、フランス人のパスツールが初めて作りました。20071128170532

当時、まだ実験段階だったワクチンを接種して、何人もの狂犬病患者

の命を救いました。

 

パスツール研究所の入り口には、ワクチンで助かった青年が、犬を

踏みつけている銅像があるという話を学生時代、病理学の山本修太郎

先生から教わりました。

ちなみに先生は東京大学時代、忠犬ハチ公の解剖にも立ち会われています。

 

余談ですが、私自身いろんな先生方の講義を受けてきましたが、山本先生は

間違いなくナンバーワンでした。

講義が終わるのが残念で、「もっと聞きたい、もっと!」と思ったものです。

卒業後に先生からいただいた手紙は、今でも大切な宝物の一つです。

 

幸い日本では、昭和32年のネコの狂犬病を最後に発生はありませんが、世界では

年間約5万人が狂犬病で亡くなっているそうです。

もう日本では、ワクチンをしなくてもいいのでは、、と思われる方もいるかも

知れません。

現在、外国から輸入される犬や猫もいますから、狂犬病の発生が60年以上ないとは

いえ、年1回のワクチン接種はするべきだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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