土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前およそ18日間ずつある季節の変わり目の期間で、特に
夏の土用は一年で最も暑く、体調を崩しやすい時期になります。
十二支は年だけでなく日付にも使われ、12日ごとに繰り返されるため、土用の期間に丑が重な
るのが下記のとおりで、今年は7月26日が夏の土用の丑の日になります(下写真)
土用の丑の日の食べ物としてはウナギが有名ですが、他にもしじみ汁(下写真)や土用餅など
も、昔から食べられてきました。
しじみは冬と夏に旬を迎えますが、特に夏の土用しじみは「腹薬」とも言われ、夏バテ防止
や食欲減退に効果があるとされています。
しじみに含まれるオルニチンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きを保ち疲労回復を助ける役割
があります。
アラニンもアミノ酸の一種で、筋肉の持久力を高める作用やアルコールの分解を促進して、
肝臓を保護する役割があります。
またコハク酸は「うま味成分」としてだけではなく、がん細胞(胃がん・大腸がん)の増殖
を抑えたり脂肪の燃焼を促進する働きもあります。
しじみには他にも、鉄・銅・亜鉛などのミネラル、ビタミンB12なども含まれています。
土用餅(下写真)は、力の象徴である餅と魔除けの赤い小豆により、暑気払いや無病息災、
夏バテ防止を願う縁起物と考えられてきました。
また土用の丑の日には、「う」の付く食べ物を食べると良いという伝承もあります。
うどん、梅干し(下写真)、瓜などです。
うどんは食べやすく、消化もよい食べ物です。
梅は昔から「三毒を断つ」と言われ、日本最古の医学書である医心方(いしんぽう:下写真)
にも記載があるそうです。
三毒とは、食中毒・熱中症・水あたりです。
ウリ科の野菜(キュウリ・ゴーヤ・スイカなど)は水分が豊富なことから、体の熱を取ると
考えられてきました。





