岩手県の山火事(下写真)ですが、先日の雨のお陰で、やっと鎮圧が発表されました。
まさに恵みの雨でしたが、その後、新たな火災が発生しています。
完全な鎮火の発表が待たれます。
さて、地球温暖化の影響もあり、ただでさえ地表の乾燥が進んでいます。
特に太平洋側は降雪量も少なく雪解けも早いため、乾燥・強風などの自然条件が重なれば、
落ち葉・枯葉が燃えやすくなるのは当然です。
岩手県では昨年も大きな火災がありましたが、今回も含めて自然発火か、人為的なものなの
かは報道されません。
欧米では自然発火による森林火災が多いようですが、日本では、人為的なミス(焚き火など)
による森林火災が多いと言われています。
いずれにしても、避難を余儀なくされた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
昨年は、オーストラリアのビクトリア州(下写真)でも大きな森林火災が発生しました。
ビクトリア州南部のバジ.ビム国立公園(下写真)で起きた火災では、コアラのエサとなる
ユーカリの木(マンナガムなど)を含む、2,200haが消失したそうです。
マンナガムは600種ほどあるユーカリの一種で、比較的栄養価は高いと言われています。
コアラはユーカリしか食べない偏食家ですが、ユーカリなら何でも食べるかというと、そう
ではありません。
ユーカリは昆虫や草食動物から身を守るため、葉っぱに有害物質(毒)を持つように進化し
ました。
コアラたちが有害物質を無毒化し、エネルギーを得るためには、それに対応する腸内細菌が
必要になるため、コアラは哺乳類最大の盲腸(1.5~2.0m)を持っています。
ですから、食べるユーカリの種類によってコアラの腸内細菌叢も変わり、普段マンナガムを
食べているコアラたちが、いきなり食べ慣れないユーカリを食べることはないのです。
そこで州政府は、生き残ったコアラたちが火災後の食糧不足、干ばつなどで更に苦しまない
ように、ヘリコプターからコアラおよそ750頭を狙撃して安楽死させたそうです(下写真)
野生動物が空中から殺処分されるのはオーストラリアでは初めてで、州政府は「状況の緊急
性や険しい地形などから判断した」そうですが、国民からは批判の声が上がっているとか。
なお、ビクトリア州にはおよそ50万頭のコアラが生息しており、過密化が問題になっている
という現状もあるそうですが、、、。





