先月9月26日は、「世界ヒクイドリの日」でした。
ヒクイドリのアゴには長い赤色の肉垂(下写真)があり、火を食べているように見えたこと
から、火喰鳥(ヒクイドリ)という名前が付いたようです。
ヒクイドリはニューギニア島とその周辺の島々、オーストラリア北東部の熱帯雨林に生息して
おり、現在は絶滅危惧種に指定されています。
過去には人が襲われてケガをしたり死亡例もあることから、世界一危険な鳥として2004年、
ギネスブックにも掲載されました。
またヒクイドリは、太い脚やカラフルな風貌などから「生きている恐竜」と呼ばれることも
あります。
性格は臆病ですが、危険を感じると身を守るために攻撃的になり、鋭いツメ(下写真)で敵に
飛びかかります(空を飛ぶことはできません)
私が勤務した動物園にも、ヒクイドリが1羽いました。
当時の飼育員K君は、いつもヒクイドリから威嚇されていたそうです。
ある時、仕返しをするためヒクイドリの後ろからそーと近づいたその時、運悪く足を滑らせ
てしまったとか(飼育場が平坦ではなく傾斜地だったため)
次の瞬間、驚いたヒクイドリがk君の顔をめがけて飛びかかってきたといいます。
K君はとっさに、エサの入ったバケツを盾にして頭を守ったことで、命拾いをしました。
エサ用バケツには、大きな穴が開いていたとか。
ヒクイドリの寿命は長く、50年ほどになります。
食性は果実を中心とした雑食性で、動物園ではミニトマトやバナナ、リンゴ、白菜、ふかし
イモなどを与えています。
メスはエミュー(下写真)やレアなどと一緒で、産卵しても抱卵はしません。
ですから抱卵と子育て(下写真)は、ペアのオスが行います。
動物園などでは、ふ化日数(50日前後)が過ぎた卵(無精卵)は取り除きます。
そうしないとオスがいつまでも抱卵(飲まず食わず)し、衰弱死(餓死)することがあるから
です。
その卵ですが、特徴的な緑色(下写真)をしています。





