今年の話題から Ⅳ リーダー像

今年の2月24日、ロシアは国境を越えて隣国ウクライナへ軍事進攻しました。

 

 

 

 

 

その理由としてプーチン大統領は、次のように述べています。

 

 

 

 

 

1 ロシア、そして国民を守るには、ほかに方法がなかった

2 ウクライナ東部のロシア系住民をウクライナ軍の攻撃から守り、ロシアに対

   する欧米の脅威に対抗する正当防衛である

本当にそうでしょうか?

軍事施設だけを攻撃している」と言いながら、現状は学校や病院・劇場・一般

住宅などなど、凄まじい攻撃です。

多くの非軍事施設が手当たり次第に攻撃されている事実は、世界中で共有され

ています。

更にはウクライナにある発電所などのインフラ攻撃で、水や電気も止めようと

しています。

この冬を乗り切るため、使い捨てカイロとか料理や暖房に使えるとか、何か

援助できることはないのでしょうか?

 

本来なら国連が中心となり紛争解決に取り組むべきですが、国連安保理の常任

理事国であるロシアが拒否権を持っているため、国連自体が機能不全に陥って

います。

おまけに核兵器まで持っているので、、、。

 

 

 

 

 

かねてからプーチン大統領は、ロシア人とウクライナ人は歴史的に一体であり、

親欧米であるゼレンスキー政権を倒して、ロシアに従順なロシア帝国の一部に

変えたいという、独自の歴史観・国家観を持っていることが、今回の事態を招

いたのは間違いありませんし、今となっては誰も止められない独裁者です。

 

そもそも、民主的公正な選挙で選ばれたかどうかも分かりません。

政権にとって都合の悪い事実は隠ぺいし、自由な言論は弾圧、危険人物と見な

されれば、いつの間にか葬られるわけですから。

このようなリーダー?を持ってしまった国民も、可哀そうなものです。

 

さて、今年のサッカーワールドカップは、アルゼンチンの優勝で幕を閉じま

した。

 

 

 

 

 

日本代表チームは、目標としていたベスト8には届きませんでしたが、ドイツ

やスペインなどの強豪国を破って、グループ首位で決勝トーナメントに進みま

した。

 

 

 

 

 

森保監督については、選手の起用法に対する辛辣な意見も確かにありましたが、

その手腕は評価されるべきと考えます(結果を出したわけですから)

今朝の新聞報道によると引き続き代表監督を務めるそうですから、4年後も楽

しみです。

キャプテンの吉田選手が、インタビューで語ったことばも印象的でした。

 

 

 

 

 

「いろんな監督とやってきたけど、間違いなく一番尊敬できる監督

「もう1個、監督を上に連れて行ってあげたかった」

森保監督にとっては、最高の誉めことばです。

 

私は動物公園勤務時代に、6人の園長を見てきました。

1人を除いて、5人は同業の獣医師資格を持った人たちでしたが、吉田選手の

ように「間違いなく一番尊敬できる園長」と呼べる人は、一人もいませんで

した。

人事当局としては世間体を考え、取り合えず獣医師資格を持った人を園長に

するという、最低限の配慮?をしたつもりかも知れませんが、、、。

 

動物よりも役所の立場を・職員よりも上司の立場を大切にするリーダー

存在が(日本のあちらこちらで)、本来は園に残るべき志を持った人材の流失

につながっているのです。

良く聞く話ですが、どこの職場でも「いい人」に限って辞めていくのです。

 

 

 

 

 

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