日本時間の8月31日午前4時半頃、駐アフガン大使らを乗せたc-17輸送機がカブール空港
を離陸し、20年にも及ぶアフガニスタンでのアメリカ軍駐留は終了しました。
日本政府も自衛隊機を派遣し、邦人とアフガニスタン人協力者の国外退避を試みたものの、
新型コロナ対応同様に後手後手で、またしても日本政府の危機管理能力の無さだけが、世界
中に知れ渡る結果となりました(日本人1人じゃ、話になりません)
一方、お隣の韓国は自国民とアフガニスタン人協力者400人ほどの退避に成功し、取材を
受けた大使は「先進国の仲間入りができた」と胸を張りました。
この差は何なのでしょうか。
過激派組織のタリバンでは、まともな政権運営は期待できませんので、今後、国際社会が
約3,000万人の人々のために、どのような支援ができるのか、注目です。
さて、世界には非公認も含めて700~800種類のイヌがいると言われていますが、その中で
最も古い犬種が、アフガニスタン原産のアフガンハウンドです。
ノアの方舟にも乗ったとされる猟犬で、気温差の激しいアフガニスタンの環境に適応する
ため、引きずるような長い被毛を持っています。
アフガンハウンドは世界中の富裕層を中心に飼育され、月1回のシャンプーや朝晩1~2時間
の運動、ストレス発散のためのドッグランなどが必要とされ、誰でもが簡単に飼えるイヌ
ではなく、私自身も今まで、2回しか見たことがありません。
また、シャンプー後は被毛を丁寧に乾かすことが重要で、皮膚病予防にもなります。
アフガンハウンドには遺伝性の病気があり、3~13か月で後肢の運動失調や不全麻痺を引き
起こす脊髄疾患や若年性の白内障などがあります。
さらに甲状腺機能低下症による皮膚病は治りにくく、被毛に光沢がなくなり脱毛などが見ら
れます。
他にも、幼犬に多発する毛包虫(ニキビダニ)による皮膚病があります。
ニキビダニ(下写真)は哺乳類の皮膚に常在しているダニの一種で、様々な要因によって
過剰に増殖することで、皮膚病を起こします。