9月1日は防災の日で、1923年(大正12年)9月1日、相模湾を震源とするマグニチュード8
クラスの地震が南関東で発生しました。関東大震災です。
死者・行方不明者などは10万人以上とも言われ、日本最大級の被害をもたらしました。
このことから、災害に対する認識を深め、災害に対処する心構えを構築するための啓発と
して、1960年(昭和35年)に防災の日が制定されました。
また、8月30日~ 9月5日までは防災週間となっています。
さて、地震と動物たちの異常行動については、世界各地で多くの事例が知られています。
特に関東大震災では、魚の異常行動が数多く目撃されています。
地震の前日や当日の朝、池のボラやコイ、フナなどが浮き上がり、口をパクパクさせていたと
いうものや、地震の前日に東京の向島の池でナマズがよく跳ねていたり、横浜港にイワシの
大群が押し寄せたというものもあります。
地震発生前に、水中や海中に何らかの異常があったからかも知れません。
観光客を乗せていない鎖に繋がれたゾウたち
も、近くの丘に避難しました。
1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災でも、イヌやネコ、カラスなどの異常行動が確認され
ています。
阪神・淡路ほどではありませんが、東日本大震災の時にも、
異常行動は、イヌ・ネコ・ネズミなどの身近な動物のほか、野生動物でも確認されています。
電磁波や低周波、大気のイオン濃度など、微妙な環境の変化から危険を察知して生き延びて
きた動物たちですから、その能力は測り知れません。
南海トラフ地震という、東日本大震災を上回る被害が想定されている地震も、間違いなく
発生すると言われていますから、動物たちの能力をもっと活用するべきではないでしょう
か。
異常行動例
イヌ:やたら吠えまくる
ネコ:やたら鳴く
カラス:夜中に騒いだり、円を描いて飛びまわる
ネズミ:家の中で騒いだり、家からいなくなる
ヘビ:冬眠中のヘビが地上に出てくる(凍死)