子どもたちにとっては、待ちに待った夏休みになりました。
男の子にとって、夏の好きな昆虫と言えば「カブトムシ・クワガタムシ」
我々が子どもの時には考えられませんでしたが、今や国産のカブト・
クワガタでさえ、ホームセンターで簡単に手に入る時代ですから、
捕まえるまでの「わくわく感」を経験できない子どもたちは、
ある意味、可哀想です。
さて、世界には1,300種以上のカブトムシが生息していると言われています。
中でも、最も体長が大きいのが、ヘラクレスオオカブトです。
体長は最大で18㎝くらいあり、日本のカブトムシの2倍以上です。
クワガタムシは世界に1,400種以上が生息していると言われています。
その中で、最大級のものがギラファノコギリクワガタです。
体長は最大で12㎝くらいあり、日本のノコギリクワガタの1.5倍くらい
になります。
ありませんが、オオクワガタ(右写真)やコクワガタ、ヒラタ
クワガタなどでは、成虫のまま冬を越します。
二十数年前、クワガタムシの繁殖に取り組んだことがあります。
ノコギリクワガタ、コクワガタ、ヒラタクワガタです。
文献によれば、交尾を終えたメスは産卵場所を求めて、雑木林の中を飛び回る
そうです。
飼育ケースの中でも、夜間にうるさく動き回る(羽を広げて飛んでいる)様子が
確認された時は、その数週間後、ケースの底に幼虫がいることがありました。
カブトムシやクワガタムシの大きさは、遺伝によるもののほか、幼虫
の時にどれだけ栄養のあるものを食べたかによって決まります。
ですから、成虫になってからは成長しません。
昔、子どもたちをプールに連れて行った帰りのことです。
プール出口に、クワガタムシを売りに来ているおじさんがいました。
カゴの中を覗くと意外と小さかったので、「あ~小さいな~」と言ったところ、
そのおじさん「今から大きくなるよ~」